シャリー:KOSOスーパースリムスタイルタコメーターを取付け
KOSOのデジタルタコメーターをシャリーに取り付けてみましたのでレビューや取付方法をアップします。
選定にあたって
・5000円以下で
・カムギアから回転を取るタイプはワイヤーが面倒なのでパス
・10000回転以上も対応
・デジタルでもアナログでも構わないがボディーが小さいの
・信号線がプラグコード巻き or CDIに直接配線で動くもの
購入したタコメーター
KN企画 KOSO スーパースリムスタイルRPMメーター
(写真はKN企画さんのHPより)
並行輸入品もあるみたいですがKN企画さんが販売している正規商品を購入したところ、取説も日本語で簡単に取付けできました。
Amazonで購入しました(下記は商品リンクです)
KN企画 KOSO スーパースリムスタイルRPMメーター
Amazonやヤフオクでは、他出品者が並行輸入品も販売されているようですが、そんなに値段が変らないし良く分からない海外販売者へ住所を晒すのはコリゴリなので、安心のKN企画さんより購入。
上の商品リンクは、販売元がKN企画さんになっているAmazonのURLです。
一緒に購入した物
エーモン 配線チューブ/3Φ(内径)×2m
ホムセンやカー用品店で売っているコルゲートチューブでも大丈夫です。3mm(3Φ)
がジャストフィットでした。
プラグコードに巻き付けるピックアップ配線の延長用に。
なくても大丈夫なんだけど、被膜がしっかりとしていて耐熱温度もそこそこのエーモン製を利用しました。
シャリーに着ける場合の電源線説明
PCでご覧いただいている場合は、写真クリックで拡大できます。
このデジタルタコメーターに必要な配線は3本で、12Vプラス電源とマイナス、ピックアップ信号用の配線です。
角目シャリーの場合は、メーターの端子(ネジ)から電源を取ると簡単です。
プラスは、写真赤文字の部分
ニュートラルランプと速度警告灯に繋がる黒コードが束ねられたネジに共締め。
マイナスは、スピードメーターギア横の緑線に共締め。
山田は入れてないですがプラス側にヒューズを入れておくと安心です。
尚、丸形圧着端子を使って共締めしているので付属のエレクトロタップは利用していません。圧着端子がなくてもコードの被膜を剝けば共締め可能です。
脱線しますが、写真緑色のギボシを外すだけで速度警告灯をキャンセルできます。
また速度警告灯をハイビームインジケーターにしたい場合は、この線(写真緑色)をアースに繋ぎ
もう一方の黒線へ 黒線 ― 整流ダイオード ― ハイビーム配線 でハイビーム時にLEDが赤点灯します。
LED前に抵抗が入っているので整流だけでOKです。
信号線をフレームに通す
アクセルとチョークワイヤーが通る穴を利用。
コルゲートチューブを被せているので違和感もありません。
(赤と黄色の物体は、プーさんのキーホルダーなんで気にしないで下さい)
大電流が流れる訳ではないので付属の細い線でも大丈夫なんですが、フレームの中を通すのと、熱源に近いので被膜のしっかりとしたエーモン製のコードを使いました。
具体的には、
タコメーターとプラグコード間を別途購入したエーモン製のコードに取り換えてコルゲートチューブを被せる
このままでは巻き付ける時に太すぎるので、プラグコードの部分からは付属のピンク線を使う(エーモンケーブルと付属ケーブルをギボシで結線)
(同時に作業したダックスの方は、ガソリンタンクを外す騒ぎで大変でした)
信号線をプラグコードに巻き付け
次は、KOSOメーターの信号線(ピンク)をプラグコードに巻き付けます。
説明書に従いプラグコードに10巻き。
巻いた後にハーネステープとインシュロックで固定。
一旦この状態でエンジンをかけてテストです。
回転数暴れもなく一発できまりました。
ウチのシャリーでは、11000回転まで綺麗に表示されました(それ以上は怖くて回せない)
表示が暴れてしまう場合や、逆に鈍い時は、巻き数と巻く場所を変更してみてください。
なるべくイグニッションコイルから遠ざけた方が安定します。
ちなみにコイルを武川製に交換しているダックスでは、8巻きで安定しました。
この方法で3台取り付けていますが、ピックアップの中間ケーブルを被膜が太い線に変更していることが好影響なのか?3台ともド安定です。
・12V角目シャリー(ノーマルコイル)
・12Vエンジンと12V電装化したアメリカンダックス(武川のコイル)
・XR100モタ、純正でバッテリーレス車(ノーマルコイル)
試しにイグニッションコイルのアースボルトから信号を拾ってみたら問題なかったので6V車でも信号線は問題なさそう。
XR100モタの場合、レクチファイヤーに1本ケーブルを追加して適当なコンデンサを入れて動かしています。
操作ボタンを取付け
このKOSOタコメーターは、初期設定以外に最高回転数を覚えてくれたり、設定回転数以上でアラートなどの機能があります。
設定には付属の防水ボタンを使うのですが、面倒な人は初期設定が済んだら引っこ抜いても問題ありません。
トップブリッジにスペースがあったのでここに取り付けてみました(地味に目立ちません)
初期設定ですが、ホンダ横型カブ系キャブエンジンの場合、クランクシャフト1回転1点火(2スト単気筒と同じ)です。
この商品のレビューで「回転数が半分しか…」を見受けられますが4ストローク単気筒でも排気上死点も火が飛ぶエンジンがあるみたいなんで、2スト単気筒設定も試してみてね。
本体の取付
このタコメーターは、軽いので簡単に固定できますね。
ちょうど前カゴにレールみたいな部分があったので、適当に切ったステン板をL時に曲げてボルト止め。固定した板の上に付属のマジックテープでタコメータを取付け。
こんな適当な固定方法でも軽いのでズレません。マジックテープなんで、外すのも簡単。 荷物満載でカゴがしなるとメーターケースに干渉することがあったのでダイソーでフェルトシールを購入。
できあがりました。
メーター直上なので視線の切替も少なく視認性抜群です。
思っていたより明るいLEDでしたので真昼間でも見やすいです。
本当は青LEDタイプが欲しかったのですが(売切れだった)この赤はイイですね。
違うバイクに着けているデジタコは、当時小さなタコメーターが市販されていなかったので、ヤフオクに出品している人に頼んで2桁の極小メーターをマイコンで作ってもらいました。
大昔だったので高輝度LED7セグなんて珍しかったので、炎天下だと視認性が悪いんですよね(ハンドメイドなので気に入っていますが)
KOSOのデジタルタコメーターは視認性も良く部品(半導体)の進歩を感じました。
しかも安いっ!
KOSOって台湾では有数のバイクパーツメーカーなんですよね。安いだけではなく品質良いですよ、コレ。
各種機能について
点火数の初期設定以外にも下記の設定ができます。
ピーク保持機能と、それのリセット
何回転まで回したか最高回転数を表示可能です。
山田の場合、常時ぶん回しなので、あんまり使わないかなぁ
設定した回転数以上になると7セグが点滅しながら回転数を表示します。
レブリミットを設定すると点滅でお知らせしてくれるので便利ですね。
小さいことが利点
小さいから取付け場所の自由度が高い、目立たずに地味に設置できる。
写真だとメーターケースに隠れて見えないでしょ?でもシートに座ると視認性良いんですよ。
購入前に気になっていた「7セグの桁」についてですが
このタコは4桁の7セグでMAX20,000rpmです。
4321回転時→430
12345回転時→1230
と表示され10桁の部分は、常に0です。
これを不便と思うか?気にしないかは人それぞれかと思いますが、山田の場合は不便さを感じていません。
シャリーのアイドリング規定値は1600+-200rpmだっと思うのですが、アイドリング調整をしてもさすがに10の単位までは狙えません。
FI車なら細かく10単位で調整できるのかな?
そしてタコメーターを取り付けると「1600+-200rpm」に合っているか気になって仕方ない。
寒い朝は、1200rpmぐらいで始動。渋滞でオーバーヒート気味だと1900rpmに上がることも。
それってたぶん正常なコンディションだと思いますが、数値化されると気になりますね。
タコメーターが無い時は、音で大体の回転数を感じていた訳だけど、ハッキリと数値化されると、便利な反面「ちょっとアイドリング高いかなぁ」とか気になっちゃうんですよね、必要以上に。
だから4桁で十分だし、寧ろ10の位は、表示されない方が自分には合ってます。
このタコメーターの桁数や表示リフレッシュレート、その他性能全般、普通にバイクに乗ったりセッティングをしたりする際に、十分な性能です。
安くて品質も良く気に入ったので、追加購入してもう1台のバイクにも取り付けました。
買った物
メーター本体
・KN企画 KOSO スーパースリムスタイルRPMメーター
配線カバー:なくてもOK、綺麗に取付けたい場合
・エーモン 配線チューブ/3Φ(内径)×2m
少し太めのケーブル・なくてもOK。あった方が安心。
・エーモン 配線コード AVS 0.75sq
その他、使用したショートパーツ(なくても可)
丸型圧着端子・ビニールテープ・タイラップ
100均で揃いますね。
ダックスとシャリー:OGKフリーキャリーシステムでリアボックス
シャリー:PB16キャブレターに交換
XR100モタードのキャブレターセッティング記録【PC20・PD22】