サンバーH8タイプLEDフォグバルブを取付
LEDフォグH8(PHILIPSスタイル)
愛車サンバーのフォグランプ(純正H8ハロゲンバルブ)が切れたので同じハロゲンバルブを物色していたところスタンレーもKOITOも1ヶ1200円位していて
「2個で3000円弱かよー安物のハロゲン買おうかな〜でも安物ハロゲンは直ぐに切れるんだよな〜」
「どうせ安物買うなら安物LEDバルブを買ってみよう・ネタにもなるし」
と言うことで購入して取り付けしてみました。
買ったのはコレ↓
「SUPAREE」LEDフォグランプ H8 H9 H11兼用タイプ コンパクトライト 20W 米国CREE製 CREE-XPG 4個搭載 1200LM DC12V車専用 LED
カタログスペック
・H8 H9 H11兼用
・20W 1200lm (ルーメン)相当※電流を実測しましたので後述
・CREE-XPG 4個搭載
・カラー白
大好きな素子CREE XP-Gだし、純正ハロゲン2ヶより安価な1,999円でしたので購入してみました。
サンバーの場合、フォグランプの後方スペースも狭いのですが、それよりも台座直上のフレームに干渉してしまうので台座より径の大きなヒートシンクが付いているバルブは、取り付けが難しいと思います。
このバルブは、小型で評判の良いPHILIPSのH8(H11)LEDバルブのパクリなので(失礼^^形状がそっくりなので)フレームとの干渉もなく取り付けできました。
素直にフィリップス製品を買えば良いのですが、あっちは1万以上するので偽者(失礼^^オマージュ品)を購入しました。
追記:2017年10月
そっくり過ぎて色々と問題があったのでしょうか?この商品は現在販売されていないようです。良いバルブなんだけどな〜。
LEDフォグ点灯1
※カメラの設定の関係で実際よりも明るく写っています。
配光はハロゲンの時とほぼ同じで、光量は純正H8ハロゲン35Wと比較して少し明るくなりました。
この時点の感想
「悪くない・ずば抜けてよくも無いが気に入った」
車両側のカプラーを加工したくなかったので購入したLEDの配線をぶった切って入れ換えました。
それ以外は、いわゆる「ぽん付け」です。
LEDフォグ点灯2
※カメラの設定が下手で白トビしちゃってます。実際よりも明るく写っています。
照射範囲・配光は文句なしです。
上方へのグレアもなく、LEDフォグにありがちな拡散し過ぎもなく、いたって普通の配光です。
元々ランプ(灯体)が黄色カバータイプなので、まんま黄色い光になりました。
純正ハロゲンと比べて若干、白味が増してレモン色に近い黄色です。
これなら悪天候時も視界良好ですね。
素子がCREE XP-Gなので「あまり色温度が高くないだろうな〜」と期待して冒険してみましたが、結果かなり満足しています。
山田としては、色温度が低い方が好みの電球色マニアなので。
各部寸法
アバウトですがご参考に。照射
前方へは照射せず、直接光による対向車への眩しさはありません。
ランプのリフレクターによって反射させるキチンとした配光ですね。
良くあるSMDテンコ盛りで「爆光」を謳うLEDバルブだと
・対向車から眩しい
・拡散し過ぎて暗い(明るい素子を使っているけど)
・ランプのリフレクターにあたらない
などの問題がありますが、このLEDバルブは、純正ハロゲンと比較して遜色ない配光です。
但しヘッドライトに使えるレベルの綺麗なカットラインが出てるか?といわれたら微妙です。もともと拡散気味のルーズなフォグランプだからイケてるのかと思います。
表記上のスペック
INPUT 9-16V
消費電流 0.8A
消費電力 10W
(詳しくは後述しますが、3W×4灯で12W級の明るさで消費電力は10Wでした)
テスタで実測
カプラー側にテスターを入れて計測。
14.4Vで0.73アンペアでした。立ち上がりから電流が安定しています。
この状態で10分放置したところ、0.70〜0.72アンペア付近で安定しています。
その時にヒートシンクとバルブ先端の温度は、手で持てる範囲の熱さでしたので放熱は心配なさそうです。
このテストを終えて車に取付けたのですが「消費電流に対してやけに明るくない?」と疑問が残りました。
この素子はダイの色から見てXP-G2ですね。
ランクは不明ですが、標準的なR5だったとすると
1素子139ルーメン/350mA
2直列2並列で4個のLEDが搭載されています(この時点では350mAのラインが2並列と推測)
H8のハロゲンが約800ルーメン等といわれていますが、実際に取付けて走行してみるとハロゲンより明るい。
「う〜ん謎・色温度のせいかな」
切断して実測
気になったので翌日、切断して計測してみました。
14Vの電源を入れて
・IN側0.73A(昨日と同じ)
・OUT側1.38A
の結果でした。
安物バルブで良くある「単純に電圧を下げているだけ」または「電流制限をしているだけ」だと思っていたのですが
この商品のコンバーター部分は、DCDC降圧回路が導入されていました。
昨日は、IN側だけ計測して「0.7Aかーしょっぱいなー」と思っていたのですが「その割には明るいな〜」と言うことで実際に計ってみましたが納得しました。
1個のLEDには、1.38÷2で690(約700mA)の電流が流れています。
標準的なR5だったとすると
1素子254ルーメン/700mA
254×4個で1016ルーメン
もし搭載されたXP-G2がS3ランクだたっとすると
1素子285ルーメン/700mA
285×4個で1140ルーメン
カタログスペックの1200ルーメンもまんざら嘘ではありません。
試しに手持ちのH11ハロゲン(55W)のツメを加工して取付けて比べてみたら、似たような明るさでした。
H11ハロゲン(55W)だと熱でリフレクターが解けてしまう恐れがあるのでH11同等の明るさで、10W未満のLEDバルブは魅力的かも知れません。
あとは寿命の問題だけですかね。
ちなみにサンバーの場合は、極性の変更が必要なので以下のいずれかの対策が必要です。
・LEDバルブのコードを途中で切って+―を入れ換えて半田付け
・車両側の配線を入れ換える(狭いので難しいかも)
・ツメを無視して逆向きでカプラーを挿す
あとノイズでFMが聞けません。
フェライトコアとかで対策できるようですがラジオ聞かないので無対策で利用しています。
本家PHILIPS製の極性やノイズはどうなんでしょうかね?
ノイズの問題と極性を入れ換える作業が、煩わしくない人には、お勧めかな。
【車両情報】
最終型のTV1 サンバーディアスワゴンです。
フォグライトは、丸型の純正ランプです。
・サンバーのH8フォグをLEDバルブに交換
・サンバーH4タイプ3500円のLEDヘッドライトバルブ取付け