eGo AIOのコイルはボトムエアフロー・BVCと同じ構造だった

eGo AIOコイル

2017年10月08日AIO Joyetech 電子タバコ

eGo AIOのコイルを分解して詳しく調べる

以前から気になっていたのでeGo AIOや、同じJoyetechのCuBox AIOで利用できるBF(ProC-BF)コイルを分解してみました。

トップキャップとコイル内が二重構造となっていることでリキッドが漏れない工夫がされているのは、わかっているつもりでしたが、実際にどうなっているのか?分解してみました。

コットンとワイヤー

コットンとワイヤー

底の蓋を外すとコットンとワイヤーを確認できます。

ワイヤーは、垂直に設置されていてAspireのBVC(ボトム垂直コイル)と同じ収まりかたです。

分解前は「エアーはコットン上部より供給される」と思っていました。
今日も結論から書きますが、eGo AIOのコイル内部は、底から空気を取り入れているボトムエアフロー構造でした。

外側の筒を切断

eGo AIOジュースホール

写真左は、CuBox AIO用に購入したProC-BF0.6Ωコイル
写真右は、eGo AIO用のBF0.6Ωコイルです。
それぞれ外側の筒を金切鋸で切断しました。

真ん中の穴は、コットンへ繋がるリキッドが通る穴です。
溝は、コイル底に繋がりジュースホールとなります。
eGo AIOエアホール わかりやすいように外した筒に戻してみました。
eGo AIOコイル

この溝がコイル底面のジュースホールになります。

ProC-BFコイルの方が、溝が大きく、BFコイルの悪い癖(リキッド供給不足気味になることがある)を構造として対策しています。

エアホール

ProC-BFヘッド0.6オーム

外側の筒の内径にピッタリな円筒部品には、底面から繋がるジュース溝と、上面から繋がるエアホールがあります。

円筒部品のエアホールがある面は、平面になるようにプレスされています。
BFヘッド0.6オーム

円筒部品を逆さまにした状態です。

黄色ペンでマーキングした部分は、平面となっていて、その上の穴より先は、プレスされていません(円のまま)
BFヘッド1オーム

再び外した筒に入れてみました。

プレスされた部分が三日月のような空気取入口となりました。
同じ穴が、上にもあります。
 
内部構造

簡単な図を描いてみました。

ピンク:リキッド
水色:空気
黄色:コットン

(1)二重構造のトップキャップ外側通路からエアーを取込み、取り込んだ空気は、垂直コイルの真下に流れます。

(2)リキッドは、コイル底面のジュース溝からコットンに染みわたる。

ワイヤーに通電させることで(2)から供給され気化したリキッドと (1)の空気を コイル上面のトップキャップ内側通路を通りドリップチップにミストが流れる仕組みです。

リキッドは、吸引した負圧によりコットンへ流れます。
新品コイル取付時は、リキッドをMAXラインより5割以上入れないと、液面の高さが足らず最初の数回がドライヒットしてしまいます。

新品コイル尚且つ少量のリキッドチャージの際には、コイルへ直接リキッドを垂らしてから吸って下さい。

上の図では省略していますが空気とリキッドの通り道は、各2通路ずつあります。

ボトムエアフロー

triton mini

写真は、味が出る!と評判の良いtriton mini用のコイルです。

ワイヤーの下から、エアーを取り込むボトムエアフローや、ボトム垂直コイルは、味の再現度が高いなどと言われています。
実際にtriton miniアトマイザーを利用していますが、確かに「味の出かた」が抜群にイイです。

その一方でeGo AIOなどの「トップエアフローは、漏れないけど味は今一つ」などの評判が多いですが
両方利用している山田としては「eGo AIOだって美味しく吸えているけどなぁ〜」と思っていました。

垂直コイルのどの位置からエアーを取り込むのか?と言う意味では、eGo AIOもボトムエアフロー構造になるのかな?
道理で中々、入門機なのにいつまでたっても手放せないハズです。

コイルの互換情報

コイルの互換情報

写真は、
・eGo AIO BOXにProC-BFコイル
・CuBox AIOにBFヘッド
を取り付けています(問題なく利用できます)

    eGo AIO(ペンタイプ)とBOX・CuBox AIOでは、以下のコイルを利用できました。
  • ProC-BF 0.6オーム 〇
  • ProC-BF 1.0オーム 〇
  • BF 0.6オーム 〇
  • BF 1.0オーム 〇
  • BF 1.5オーム(クラプトン) 〇

このコイルは、上の3機種で問題なく利用できました。

BF 1.5オームクラプトンは、個人的には微妙でした。
ミスト量が少ないのは外出用に嬉しいのですが、味が薄くなりジュルりやすい。1ダース利用しましたが、その後リピートはしていません。


またどのようなアトマイザーでも連続で吸い続けると、リキッドの供給が間に合わずドライヒットする時があります。
同じ構造のコイルであれば、リキッド消費の多い低抵抗なコイルほどその傾向が強くなります。

そしてeGo AIOは、セットに付属の0.6Ωコイルだと、やや爆煙気味なので外出用のAIOには、抵抗値を抑えたバランスの良いBF 1.0Ωコイルを愛用しています(ミスト量・味・燃費のバランスが良くオススメです)

※BF RBAヘッドは、eGo AIO BOXには、コイルが大きく入りませんでした。

入門向けのスターターキットを使い続けて

スターターキット

外で吸う機会が多いので目立たぬように 1.0Ωのコイルを利用して ほどほどのミスト量や、本体のコンパクトさを重宝して愛用しています。

いつまでたっても初心者で「いつかは手巻きコイル」と思っているのですが、まだまだ入門機で楽しく満足できそうです。


Joyetechの製品は、液が漏れなく仰々しくない外見が気に入っています。

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eGo AIOのコイルはボトムエアフロー・BVCと同じ構造だった
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2017年10月08日
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