ヴェポライザー・加熱式タバコ

ヴェポライザー ヴェポライザーとは、手巻きタバコ用の刻み葉(シャグ)や、カットした市販の紙巻タバコを加熱して発生するミストを吸うことができる加熱式タバコの一種です。

200度前後に熱したタバコ葉から気化したタバコ成分や、香料を味わうことができます。

同じ加熱式タバコであるiQOSの場合は、板状の加熱ブレードへ、専用タバコ(ヒートスティック)を刺して気化した蒸気を吸います。

一方でコンダクションタイプのヴェポライザーでは、加熱する器(チャンバー)全体で葉を包み込むように加熱します。

直接加熱するコンダクションタイプと比較して高価なコンベクションタイプのヴェポライザーでは、電気的に発生させた熱(空気)を対流させて葉を熱します。

加熱方法の違いや、温度設定の幅・その他付加価値など、それぞれの特徴を持った商品が、国内でも流通し始めています。

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2017年12月21日電子タバコ IQOS
ヴェポライザーでの味は、利用する「葉」によって大きく異なります。
フルーツの風味を着香された葉・無添加・オーガニックタバコ・ニコチン濃度の高い葉など、本体を購入したら好みのタバコ葉(シャグ)を探すところからスタートします。

ニコチン・キックなどいわゆる喫味についても利用する葉や、吸う温度によって異なります。
ニコチン濃度の高いと言われているバージニア葉を利用したシャグや黒タバコなどは、プルームテックやIQOSと比較して、圧倒的に紙巻タバコに近い満足感を得ることができました。

節煙・脱紙巻タバコを検討している方へ、そんな魅力的なヴェポライザーですが、電子タバコや他の加熱式タバコと比較して大きな弱点もあります。

    ヴェポライザーの弱点
  • 葉の詰め替えにひと手間かかる。そしてその作業姿が怪しい^^
  • それなりの葉量を加熱しますので電池の消耗が激しく、商品にもよりますが満充電で10回程度しか吸えない
  • IQOS同様に微量のタールが発生する(と思われます)
  • 小型の商品が少ない。あるけどまだ高価。

    ヴェポライザーの長所
  • 1回のセッション(製品によりますが大よそ5分)で紙巻きタバコと同様の満足感を得ることができる。
  • 味わえる時間が長い。
    アイコスやプルームテックでは、最初の10口程度しかダバコ感がないが、ヴェポライザーは味が長続きする。
  • 1回で利用する葉は、約0.3グラムです、市販のシャグは1グラム25円未満の物が多く、1日20回吸っても150円程度です。
    (交換無しで2セッション吸える葉もあるので、実際にはもっと安いです)
  • 電子タバコのコイルのような消耗品が必要ない。本体とタバコ葉だけで吸える。
  • IQOS本体より安い商品でも十分に利用できる。

そして最大のウィークポイントは、
現在 出回っている多くのヴェポライザーは海外製です。本来の用途は、ドライハーブを吸引する為の商品や、日本市場向けに温度表示を摂氏に変更しただけの商品です。
(ダバコ葉を吸う専用機として設計されていない)

したがって巨額の開発費をかけたIQOSのように、クリーニングさえしていれば、簡単に喫煙できる完成度の高いタバコデバイスとは異なり、それなりの手間と工夫が必要になってきます。

その一方で紙巻き煙草ユーザーが減ってプルームテックや、アイコスユーザーが増えれば、ヒートスティックや、たばこカプセルの増税は、避けて通れません。

ヴェポライザーは、もともと葉の使用量が少なく、そしてその存在自体が広く知れ渡っていませんので、当分の間は(少数派である間は)、リーズナブルに厳選された美味しいタバコ葉を吸うことが出来ます。

そして何より 燃焼材や、様々な薬品が添加されているセブンスターやメビウスなどの普通の紙巻きタバコしか吸ったことがなかった筆者にとって、純粋なタバコ葉の味がするシャグを経験してからは、市販タバコが臭いだけの代物にしか思えなくなりました。

Vaporizerは、まだまだ発展途上なデバイスですが、嫌な煙や臭いもなく、ガツンとくるタバコ感とランニングコストの安さに一目惚れしてしまいました。

電子タバコ製品の様にリーズナブルな価格で洗練された商品が登場することを期待しています。
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