電池式ワークライトの電球色化#3号機・SAMSUNG 5630

電池式ワークライト

2016年05月12日電球色LED

#3号機

電球色ワークライト1・2号機を各4台(合計8台)製作して、これまでの合計で約1500ルーメン程度となりました(あくまでもデータシートの値)

そして目標の2000ルーメンまではあと500lm、残り2台で賄おうと考えて1台@250ルーメンの能力を持つ灯体の製作に取り掛かりました。

先立って既存の灯体を電流調整や、DC-DCコンバータを入れて電池の限界まで使える値を調べてみました。

テストの結果、1号機2号機(単3電池3本)では、3時間@700mA前後が限界でした。

単3電池4本では、DCDCを入れることで1000mA@3時間ドライブも可能でしたが、単3電池4本仕様の良い灯体を見つけることができず、今回もいつものワークライトで製作しました。

DC-DCコンバータを入れたテストでは、低VfのLEDほど電池の持ちが良いことが分かりました。

そしてXP-G2を800mA以上でドライブさせようとすると、単3電池3本では、電圧降下の関係でDCDCが昇圧動作をしてしまい、返ってランタイムが短くなってしまいました。

そこでVfが低く電球色のLED素子を探すところから始めました。

SAMSUNG 5630 SPMWHT5225D5WAV0S0

SAMSUNG社のチップLEDですね。
チップLEDを扱うのは初めてですが比較的大きく半田付けでも問題なさそうなのでこれに決めました。

スペック
VF2.9v(min)/50mA/17ルーメン
150mAまでドライブ可能(150mAで47ルーメン)

発光効率が高い一番おいしいところは、50mAで118Lm/W
おとなしく50mA前後で使うのが良さそうなLEDです。

チップLEDとはいえ、発熱しますので秋葉に行って汎用アルミ基板を購入してきました。

350mA定電流×2並列で点灯

ちょうど700mAでのドライブとなります。

利用したICは、前回と同じく定番のAMC7135です。
AMC7135を1個にLEDを5個繋いで、LED1個あたり70mA流れる計算です。
(スペック上は1粒約20ルーメン)

さっくと完成
(本当はさくっと完成しませんでした、いつものワークライトが廃盤となってしまい新しいCOBタイプのライトは、マグネットが弱いので交換などの物理的な加工が多かったです)

いざ!点灯

点灯

明るい!これは1号機2号機を抜いたかも?

照度計で計測したところ1号機の20%アップでした。
流している電流は同じですので、これは灯体やリフレクターの違いが大きいのかも知れません。

またこのチップLEDは、発光面が真っ平らでレンズが無いので近くの物を明るく照らす傾向があるのかも知れません。

都合10台、1〜3号機までの製作が終りましたので改めて同じ条件で計測したいと思います。


今回の工作としては、このチップLEDは発熱が少なくアルミ基板に半田付けだけで使えました。

その分、アルミ板を切ったり灯体にドリルで穴を空けたりなどの工作が少なかったのでちょっと寂しい感じがします。

アチッチのLEDをいかにして冷却するか?そのことを楽しんで工作している人もいるんじゃないかな、、と。

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電池式ワークライトの電球色化#3号機・SAMSUNG 5630
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2016年05月12日
電球色LED

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