電池式ワークライトの電球色化#1号機・日亜NSDL570GS-K1
2016年05月10日電球色LED
#1号機
下記の照明器具が製作したく既製品のライトを改造してつくりました。
条件
・電球色
・電池式
・3時間点灯
・バイスorフックorマグネットが付いていて固定できる
・全体で2000ルーメン/200ルーメン程度×10台
リチウムイオン生セルは、管理が面倒なので単三ニッケル水素3〜4本で利用できる灯体を探すところから入りました。
28LEDワークライト
いくつか見付けたライトの中で、MonotaROのプライベートブランド商品「28LEDワークライト(フック、マグネットスタンド付)」が800円程度と安く入手性も良さそうでしたので試しに数個購入していました。
基本スペック
5mm砲弾型白色LEDを正面に28個、先端に5個
単3形池×3本
この商品は良くできていて上面にフック、下のマグネットの付いた脚(180度動く)固定方法が楽です。
購入前にニッケル水素電池が入るか?懸念していましたが、結果は
普通のエネループ→ギリギリOK
でした。
改造1:電池ボックスを削る
棒ヤスリでひたすら削る、何も考えずに削る、リューターが欲しいけど、がまんして削ること1時間、エネループプロが入りました。
削るコツとしては、何も考えないことまたは「今日の夕飯は何にしよう?」と関係のないことを考えて作業をし続けること、ですかね(笑)。
改造2:LEDの換装
もとのLEDは、並列28個、金属皮膜抵抗が2本のシンプルな設計でした。
抵抗の1本は、上面の5個につながり、もう一本は正面の28個用としてスイッチに結線されています。
いざ換装
この作業は楽しかったですね。
とりあえず半田吸い取り器を使い引っこ抜き全てのLEDを外した後に新しいLEDを半田付け
今回利用したLEDは、日亜化学のNSDL570GS-K1です。vf3.4/70ma/20ルーメン程度
たぶん1素子に複数の光源が入っている製品だと思います。
改造3:電流の調整
今回用意した電池は、エネループプロ(第一世代で2400mAh)
3時間点灯させる為には、単純計算で
2400mAh÷3時間=800mAぐらい
色々とロスを考慮して実際には700mAで動くように抵抗を選びました。
LEDの並列利用は、いやだな〜と思うのですが予算もなく複雑な回路を組めるようなスキルもないので妥協しました。
ちなみに改造前の製品では、約1000mAでドライブしていましたので、スイッチのキャパシティーも問題ないかなー思います。
ケーブル(配線)は、細く皮膜も薄い物を使っていましたので、ちゃんとしたコードに交換して電池を入れて点灯!いやー凄く明るい!そしてムーディーな電球色、数時間の及ぶヤスリがけ作業の疲労が吹き飛びました。
ちなみに明るいといっても、元の白色LEDよりは全然暗いです(電球色にしては、明るいと言ったレベルです)
28個並列を700maでドライブしていますので単純計算で1個25maしか流れていないことになります。
Ledが持つ本来の能力の1/3で光らせていますので、暗くて当然ですかね。
また抵抗でドライブさせていますので、電圧低下とともにダラダラと暗くなります。
これでは、充電池へもよろしくないと思い、トランジスターによる電圧測定回路とお知らせ赤LEDを追加しました。
直列3本の電圧が3Vを切ったら赤くピカっと光るようにしてランタイムを計ったところ
約3時間10分で赤点灯→その時点ではまだ暗くない→2・3分後よりダラダラと暗くなる
3時間点灯ができましたのでまずは合格としました。
改造内容が良かった、と言うよりも、エネループプロの性能によるところが大きいです。
このワークライトを1号機として次は、2号機製作に取り掛かります。
2016年05月10日
電球色LED